- 「この勉強法で記憶力がアップする!」
- 「この勉強法だと成績は上がる!」
と言っても、実際は、人によって脳の癖(クセ)が違うので、全員が全員同じ方法で、記憶力がアップするわけではありません。
記憶力をアップするためには、私たち自身が自分の脳の癖(クセ)を知ることで、
そのクセに合った方法を利用することが重要となります。
そんな今回は、
- 脳の癖(クセ)のタイプ
- 簡単な脳の癖(クセ)を知るテスト
- 各クセの記憶力アップ法
についてご説明します。
簡単なテストを用意したので、ぜひここで自分の脳の癖(クセ)を知って、自分に合った記憶力アップ法を身に付けていきましょう!
脳の癖(クセ)タイプ一覧
脳の癖(クセ)には、以下の4つのタイプがあります。
- 損害回避:リスクを逃れたときに感動しやすいタイプ
- 新奇探索:新しい刺激に対して感動しやすいタイプ
- 報酬依存:周囲に認められると感動しやすいタイプ
- 完璧主義:一つのモノを試行錯誤して作り上げることで、その完成度の高さに感動するタイプ
次からは、このタイプを知る簡単なテストがありますので、ぜひこれを機に、自分の癖(クセ)を知っておきましょう!
脳の癖(クセ)をテストしよう!
脳のテストとして、以下の4つのタイプにそれぞれ質問を書きました。
各質問に対して、「はい」「いいえ」で答えてみてみてください。
各タイプの質問に対して「はい」が4つ以上ある、もしくは「はい」の数が多かったタイプがあなたの脳の癖(クセ)となります。
ただし、「はい」の数が同じ場合、両方のタイプが当てはまりますので、どちらも確認しましょう。
損害回避タイプ
損害回避タイプの質問事項です。「はい」が4つ以上あるとこの癖(クセ)の可能性が高いです。
損害回避の記憶力アップ法
日本人に多いこの損害回避は、安定志向タイプです。
大きな変化を好まず、マイペースに勉強したり、仕事したりが良いと感じるタイプです。
大勢の前で発表する前や大事な試験前には、不安になったり、新しい人に出会う前には、もの凄く不安になってしまいます。
そのため大事な試験前には、ストレスをかけず、早めに余裕を持って、何度も繰り返し行うことが重要です。
記憶力をアップするためには、みんなが使っている人気の参考書や問題集を、早め早めにコツコツとやり続けることが大事になります。
そうすることで、マイペースにコツコツと積み上げていくことができ、満足感を得て、脳の働きがよくなり、結果的に記憶力がアップしやすいです。
新規探索タイプ
以下に、新規探索の質問事項を示しています。
新規探索の記憶力アップ法
チャレンジ精神が旺盛で、興味の移り変わりが早いタイプです。
いつも、今の状況に満足できないほど、好奇心があります。
このタイプは、脳内から行動を起こしやすい「ドーパミン」を分泌しやすく、行動をすればするほど、楽しい感情が生まれます。
記憶力アップには、面白そうな本や問題集をコロコロと変えて、気持ちが乗っている間に早く勉強をやっていくことが良いです。
目標に対しても、どんどん新しい目標を立てて、突き進んでいきましょう。
また、このタイプは刺激が欲しいので、ゲーム感覚の勉強がお勧めです。
ゲーム感覚を得る方法として、勉強を一つのクエストとして取り扱うのがお勧めです。
例えば、30分で問題集を解けたら、漫画を30分読めるなど、何かしらのクエストを達成したら、何かを得られるようなことです。
このようなゲーム感覚を得ることで、気持ちを乗せてあげることがこのタイプは重要となります。
報酬依存タイプ
報酬依存タイプの質問事項です。
報酬依存の記憶力アップ法
このタイプの人は、周りが認めてくれるような環境にいると、力を発揮するタイプです。
逆に言うと、
「周りが全く認めない」「人間関係がうまくいっていない」と、自分のパフォーマンスは下がるうえに、立ち直れなくなる可能性があります。
報酬依存の記憶力アップ法は、褒められたり、認められるなど、自分が頑張っている姿を周りに見てもらう環境を作り出すことです。
たとえば、
- SNSで勉強を頑張っている姿を見せる
- 試験やテストの結果を周りの人に見せて「すごい!」と褒められる
など、やってみるといいでしょう。
完璧主義タイプ
質問事項
完璧主義の記憶力アップ法
完璧主義の人は、何かに没頭すると疲れるまで辞めないうえに、最後までやり遂げないと気が済みません。
また、自分の力以上のことをやろうとするため、自分に厳しく、周りの人にも厳しくなってしまうので、疲労やストレスが溜まりやすいです。
記憶力アップ法としては、没頭できるほど、勉強する対象を好きになることです。
勉強する対象が何であれ、少しでも好きになると、一生懸命にやり遂げようとするので、結果的に、記憶力がアップします。
まとめ
今回は、記憶力アップのために、自分の脳の癖(クセ)を知ることで、それぞれに合った記憶力アップ法をご紹介しました。
- 損害回避⇒人気の参考書・問題集を使って、コツコツやる
- 新規探索⇒勉強・学習をゲーム感覚で行う
- 報酬依存⇒周りが認めてくれるような環境で、自分のことを披露する
- 完璧主義⇒勉強・学習の対象を好きになって、没頭する
以上が、脳の癖(クセ)と記憶力アップ法について、ご紹介してきました。
ぜひ、自分の脳の癖(クセ)と、それぞれの記憶力アップ法を実践して、賢くなっていきましょう!
他にも脳に関する記事を書いていますので、ぜひ参考にどうぞ。