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数学を難しいと感じる3つの理由とは?対策法もあわせて解説

数学の勉強法
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数学と言えば、学生のみならず大人でも「難しい科目」として多く認識されている学問です。

では、「なぜ数学が難しいと感じてしまうのでしょうか?」

今回は、「数学が難しいと感じる3つの理由」について、

特に↓のような人を対象にお話ししたいと思います。

  • クラス順位で平均より低い、もしくは赤点も取った経験がある人
  • 小学校から中学校に上がって数学を難しいと感じている人
  • 数学に対する苦手意識を少しでも解消したい人

「難しい」と一口に言っても、人によって感じる難易度はそれぞれです。

ですので、ここではあくまであまりに数学が難しいから、

いつもクラスの平均より低い、赤点も取ったことがあるという人を対象にしていきますね。

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数学が難しいと思う「3つ」の理由

今回、家庭教師で数学を教えていた筆者が生徒さんの特徴と自身の経験を交えて、数学が難しい理由を3つ挙げてみました。

【数学を難しく感じてしまう3つの理由】

  1. 「x」や「y」といった文字を使って抽象度を上げているから
  2. 教科書に出てくる公式をバラバラに覚えているから
  3. 答えだけ見て満足しているから

では、一つずつ解説していきます。

その1. 「x」や「y」といった文字を使って抽象度を上げているから

私たちの日常生活においては、目に見える「モノ」や「数字」を見て判断したり、時には計算したりして日々を過ごしていくのが一般的です。

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たとえば、日常生活で算数を使うケースは、お肉の値段が100gあたり120円、牛乳が100円だから合計は…といった感じで、目の前には具体的な「モノ」と「数字」があります。

つまりこのように具体性を持つのが算数なんですが、

数学は上の例のように具体的に物事を捉えていくのではなく、

抽象的に物事を見ていきます。

先ほどの算数の例では、

「お肉」と「牛乳」という二つの具体的なモノを考えました。

が、数学はこれらをxとyに置き換えることで、

どんな「モノ」に対しても対応できるよう抽象的になります。

つまり数学において、xはお肉でもパンでも良いですし、yは牛乳でもオレンジジュースでも良いわけですね。

 

しかし、日常生活で馴染みのあるモノが急にxとyに置き換わるので、

何だか小難しく感じてしまうわけです。

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現在は、小学校でも「文字と式」という単元で、「x」と「y」を取り扱い、中学校への学習に繋げるようにはなっていますが、やはり難しいと感じる人はかなり抵抗がある置き換えでしょう。

その他にも、

算数では、三角形などの図形を取り扱う際にcm(センチメートル)の単位を使っていましたが、

数学では、単位の取り扱いが減り、数字だけを取り扱うことが多くなります。

以上の例のように、数学では抽象度が上がっているわけです。

ですので、特に小学生から中学生になって初めて数学に触れる学習者は、

数学を難しいと感じるのは仕方がないことです。

そこでこの難しいと感じる理由に対して、以下の対策法を取ってみると良いでしょう。

~対策法~

  • 算数と違い、数学は「抽象度の高い」学問だと認識する
  • たくさん学習して「x」や「y」の文字へ徐々に慣れていく
  • 抽象的で分かりづらいなら、具体的なモノに置き換えてみる

その2. 教科書に出てくる公式をバラバラに覚えているから

数学には様々な公式が出現しますが、数学が難しいと思っている人の多くは、

教科書に出てくる公式をバラバラに覚えがちです。

 

ですが、実は単元ごとに出てくる公式はそれぞれ関係性があります。

初めの方に出てくる公式さえ覚えていれば、後から出てくる公式を導けるようになっています。

 

たとえば、以下の公式を見てみてください。

  • 乗法公式:「(x+y)^2=x^2+2xy+y^2」
  • 因数分解:「x^2+2xy+y^2=(x+y)^2」

名前は違いますが、左辺と右辺が反対になっただけの公式となっていますよね。

このように、公式の名前は違っていても、実は公式自体がほぼ同じである場合もあるくらいですので、全ての公式をバラバラに覚えていくことだけは避けましょう。

~対策法~

  • 単元ごとに出てくる公式の関係性を注意して見る(分からない時は質問)
  • 覚えるべき公式と覚えるべきでない公式を分ける
  • 覚える公式を減らすことで数学への負担を減らす

その3. 答えだけ見て満足しているから

数学が難しいと感じる3つ目の理由は、

分からない問題の解答解説をそのまま書き写し満足しているからです。

数学だけに限ったことではありませんが、目の前に現れた問題を自分自身の力で解くことで初めて知識が身に付いた状態と言えます。

つまり、答えだけ見て分かったつもりになりそこで満足するのは、自分の力にはなっていないですし、そこで数学が難しいと感じるのは早いです。

~対策法~

  • まずは一つ一つの問題を自分の頭で考えてみよう(最低5分くらいは考えてみる)
  • 分からない時は解答解説をしっかり読み込もう
  • 解けなかった問題は後日解きなおしてみよう

まとめ

今回は数学が難しい3つの理由とその対策法について述べてきましたが、数学は時間をかけた分だけしっかりと伸びる学問と言って過言ではありません。

目の前にある問題が何を問いているのか、解くうえで必要な公式は、などなどコツさえつかめば自身の力となって問題を解けるようになります。

数学は難しいから自分にはできないと諦めるのではなく、一つ一つの課題をしっかりと解いていき自身の力としてみてくださいね。