- 勉強をやろうと思うんだけど、どうしてもやる気がでない…
- テストが近いのになぜか勉強する気が起きない
- どうにかして勉強をやりたいんだけど、どうしたらやる気を上げられる?
学生だと上のような悩みを抱えがちですよね。そこで今回は、なぜ勉強のやる気がでないのかというテーマのもと、その原因と対策について述べていきたいと思います。
ちなみに今回紹介する内容は、私が5年間家庭教師で生徒さんを見てきた経験を基に作成しています。学生さんはぜひ参考にしてみてくださいね。
なぜ勉強へのやる気がでないのか?
あくまで私の経験に基づいたものですが、勉強へのやる気がでない原因は共通して以下の4つがあります。
- 目標や目的が定まっていないから
- 受動的な態度で勉強をしているから
- 完璧主義者になりすぎているから
- 勉強を頑張ることに恐れているから
目標や目的が定まっていないから
まず、第一に勉強するためのモチベーションとして目標や目的が定まっていないために、やる気がでないパターンです。
人間、誰しも行動する時には、何かしらの目標や目的が定まってからアクションを起こします。たとえば、友人と遊ぶ時は、「自分自身が楽しみたい」「相手と仲良くなりたい」といった願望、いわゆる目的や目標があるものですよね。
もちろん、勉強にもそれが当てはまり、やはり何かしらの目標や目的が立っていないと、行動は起こせません。
もし、あなた自身が勉強に対してのモチベーションとして何かしらの目標や目的がない場合は、どうしても勉強のやる気スイッチがオンになることはかなり難しいですね。
受動的な態度で勉強をやっているから
先生や両親に「勉強をやりなさい」と言われるから、しぶしぶ勉強をしている人は要注意です。勉強以外のことにも当てはまりますが、他者から「○○をやれ!」と言われて気分良く行動に移す人はそうそう居ませんよね。
実際、両親に「勉強をしなさい」と言われた瞬間、やる気が下がったなんて声はよく聞きます。
僕のお母さんも「ちゃんと勉強はしたの?」と聞いてくるから、たまにウンザリする時があるんだよね…。
そうだよね。両親に「勉強しなさい!」と言われると、命令されたみたいでせっかくやろうと思ったやる気が落ちてしまうよね。ただ、両親としても将来のためと思って言っているから、悪いことはないんだよね。
もし、あなた自身が受動的な態度で勉強をやっているなら、少しでも能動的な態度で行っていくのが良いでしょう。
完璧主義者になりすぎている
完璧主義者と言うと、良いイメージが先行しますが、実はこの完璧さが意外にも勉強のやる気を下げる場合があります。なぜなら、勉強をすることよりもその完璧さを求めてしまい、勉強がなかなか進まないからです。
たとえば、勉強する際に以下のような完璧さを求めていませんか?
- ノートは綺麗に書かなければならない
- 勉強は机と椅子でやらなければならない
- 教科書は机の上に出しっぱなししてはいけない
僕も、ノートは綺麗に書かなければならないと思っているよ。だからかなぁ、なかなか勉強が進まないんだよね…。
再度確認すると「完璧主義者」になることは悪くありません。しかし、あまりに完璧を求めすぎてしまうと、そのことばかりに目が行ってしまい、勉強が思うように進みません。そうなると、勉強が進まない焦りや不安からどうしてもやる気がでない状況に陥ってしまうのですね。
今一度、あなた自身勉強をする際に完璧さを求めすぎていないか確認しておきましょう。
挑戦して失敗するのが嫌だから
どんなことにも言えますが、頑張ったからと言って必ずしも成功するとは限りません。実際、毎日10時間以上頑張って勉強した人でも、東大に落ちてしまうことだってあります。
たとえば、挑戦して失敗するイメージとして、
- 勉強を頑張っても自分の思うような結果が出なかったら?
- 目標である学校の受験に失敗してしまったら?
などがあります。このように、今勉強を頑張るよりも失敗するかもしれない未来のことを考えてしまうことで、不安や焦りが生まれ、行動に移せないことがあるんですね。
どんな人でも失敗を避けることはできません。ですが、失敗を糧にという言葉があるように、人は失敗から新たなことを学習する能力があるので、あまり気負うことなく今すぐにでも勉強をして少しでも自信を付けていくのが良いでしょう。
勉強のやる気を上げる”7つ”の対処法
ここからは一つずつ勉強のやる気を上げる方法について詳しく紹介していきます。どれか一つでもピンときたら、ぜひ試してみてください。
目標や目的を立ててみよう
先ほども紹介したように「やる気が出ない」原因の一つとして、自分の最終目標が漠然としていることがあります。そんな目標や目的を立てることに対して、「こころ」や「坊ちゃん」など数々の文学作品を発表した夏目漱石も以下のように語っています。
最初から客観的にある目的をこしらえて、それを人間に付着するのは、その人間の自由な活動を、すでに生まれる時に奪ったと同じことになる。だから人間の目的は、生まれた本人が、本人自身に作ったものでなければならない。
夏目漱石 小説「それから」の一節より引用
両親や先生から「将来のために勉強しなさい」と言われて嫌々行動するのは自由に生きていないことと同じであり、正直面白くないですよね。
夏目漱石も言っている通り、自分自身が自由に生きていくためには、自分で自分の目的を作る必要があります。すると自分の中から出てきた目的や目標、夢というのは自分自身のエネルギーとなり、行動力が高くなっていくものです。
自分が何をやりたいのか?どんな目標や目的を持って勉強に臨むのか?をしっかりと立ててみましょう。もちろん、そんな先の未来の目標を立てずとも、
- 将来の選択肢を広げるために勉強をやっておきたい
- 次の試験で80点以上は取りたい
- 校外模試で偏差値60を目指したい
といった目先の目標でもOKです。大事なのは、受動的にならず能動的に勉強に取り組むこと。
ちょっとした空き時間にでも考えてみてくださいね!
勉強熱心な友人と一緒に勉強してみよう
どうしてもやる気が出ないなら、勉強熱心な友達と一緒にやってみましょう。人は周りの環境に順応しやすい生き物であるため、周りが勉強熱心な子がいると、自分自身もしっかりやらなければといった気持ちになりやすいです。
ちょっとやる気がでないなぁというときは、周りの友人を巻き込んで、強制的に勉強できる環境を作ってみましょう。
仮眠をした後に勉強しよう
仮眠をとることで、頭や目をスッキリさせてから勉強するという方法です。
ご飯を食べてすぐの時間帯や昼間のポカポカした時間帯は、眠気に襲われやすく勉強へのやる気はそれほど高くはありません。
そんな時は一度作業を止めて、仮眠をとるのがベストです。寝ている間には、目の疲れもとれ、体力も回復します。
どれくらい仮眠は取った方がいいのかな?
仮眠の時間は「15分~20分」ほどが望ましいとされています。ただし、1時間以上の仮眠をとってしまうと、将来的に心筋梗塞や認知症といった病気のリスクが高まるので、その点だけは注意しておきましょう。
寝ている時間がもったいないと思わず、これから頑張るための充電時間として仮眠をってから勉強してみましょう。
受験に成功した人の本を読んでみよう
誰かの成功体験に触れることで、刺激をもらってやる気を上げる方法です。
私の場合は、クイズ番組では必ずエース級の働きをみせるロザンの宇治原さんが京都大学へ合格するまでの本を読んでいました。
正確には相方の菅さんが書かれた本なのですが、受験当時はかなり勇気をもらったことを覚えています。
ロザン:日本のお笑いコンビである。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。1996年8月結成。デビュー当時は京都大学と大阪府立大学の現役学生であった。
引用 – Wikipedia
宇治原さんは高校時代の当時、京都大学を目指し勉強をしていました。そして自身の類まれな努力によって無事に現役合格しています。著者は宇治原さんの相方である菅さんで、高校時代に出会った時から大学へ合格するまでのエピソードが描かれています。
当時からどんな性格だったのか、どんな勉強をして現役で京都大学に合格したのかなど、赤裸々に語られており、凄く面白い内容となっています。
成功している人物の話を聞いて、自分もこういう風になりたいと思えればやる気も自然と上がるはずです。
大好きな音楽を聴きながら勉強しよう
大好きな音楽を聴くと自然とテンションは上がりますよね。その効果を使って勉強を開始するという方法です。
今の時代、YouTubeにもたくさんの作業BGMといった素材がありますし、スマートフォンで音楽を聴くことが出来ます。
勉強を始めるまでが辛いと思っている人は、大好きな音楽を聴きながら是非勉強をやってみましょう。
ゲーム感覚で勉強できるアプリをしよう
今現在、スマートフォンアプリは欠かせないものとなっています。しかも、アプリのなかでは面白いゲームがたくさんありますから、みなさんもやる気十分で楽しんでいるのではないでしょうか。
では勉強をゲーム感覚で出来るとなると最高だと思いませんか。ちなみに私がおすすめするゲームは「英語物語」というゲームです。
英単語や英文法の問題を解くことで、相手を倒しストーリーを進めていく構成になっています。また、自分で仲間となるカードを集めたり、強化したりするので、ゲームとしても楽しみやすいですね。
ゲームが好きな人にはすごく楽しめるアプリだと思いますので、ぜひ空き時間にもやってみてくださいね。
・apple store版のダウンロードサイト
・Google play store版のダウンロードサイト
軽い運動をしよう(ランニング20分~30分程度)
最後にオススメするのが軽い運動です。一見、運動をしても勉強とは結び付かないような感じがしますが、実は運動をすると体全体の血流が良くなり、脳が活性化されやすいんですね。
つまり、運動をすれば脳自体が活性化され集中しやすい状態を作りやすいということです。
脳が活発に動けば、どんな作業も集中力を持って取り組みやすい状態ですので、是非運動をして気分転換も図りつつやる気を引き出してみましょう。
まとめ
今回は、なぜ勉強のやる気がでないのかというテーマの基、私の経験も含めてお話ししてきました。
やはり、勉強のやる気をコントロールすることは、将来的に仕事をすることでも役に立つスキルです。ここで紹介した原因に当てはまった方は、ぜひ改善を行ってやる気を向上させてみてくださいね!
また、以下の記事も人気ですので、ぜひ参考にされてください。