記憶力をグンと上げることで、賢くなったり、成績を上げたりなど、様々なメリットが多いです。
そのためには、どうしてもやっておきたい４つの方法について、紹介していきたいと思います。
全部の方法を実践することで、確実に脳が活性化し、記憶力が上がるので、ぜひ参考にどうぞ。
①運動を行う
最近の研究では、有酸素運動や筋トレをすることで、脳を活発にし、記憶力がアップしていることが分かってきています。
具体的に、運動をするとVEGF(血管内皮細胞増殖因子)と呼ばれる、血管を作ったり、修復したりする箇所が一生懸命に働くことで、脳内の動きを活発にしています。
その他にも、ハーバード大学のジョン・J・レイティ博士が出版している「脳を鍛えるには運動しかない！」の著書でも、運動の重要性を語っています。
おおまかにお話しすると、運動することで、脳由来神経栄養因子₍BDNF₎と呼ばれる物質が大量に出てくることで、脳の神経細胞(ニューロン)が増えることが分かってきています。
実際、2001年にアメリカのカリフォルニアで行われた、体力テストと学力テストの関係性を見た研究があり、その研究からは、体力テストで成績が良かった子ほど、学力テストも良いという関係が見られたと発表されています。
では、一体何をやったらいいのか？
有酸素運動が一番おススメ！
さきほどの脳を活性化させるためには、有酸素運動が一番お勧めです。
なぜなら、さきほど説明した研究において、心肺機能を高める運動と学力テストが、強い関係があることが分かっているからです。
有酸素運動には、以下のようなものがあります。
- ジョギング
- 水泳
- ランニング
- 自転車
運動をする際にも、ある程度の負荷をかける必要があります。
各運動の目安としては、息が上がるぐらいがちょうど良いですね。
あまりやりすぎてしまうと、疲れてしまうので、ここはほどほどにしておいた方が良いですよ。
運動が苦手ならウォーキングや筋トレでもOK！
どうしても、有酸素運動のような激しい動きが苦手だという人もいるかと思います。
そんな人には、ウォーキングや筋トレがお勧めです。
ウォーキングでは、30分ほどの汗を流すくらいがちょうど良いです。
そのくらいすると、ある程度心肺機能も高まっていますし、それだけで脳は活性化します。
筋トレに関しては、各個人で回数などは変わるので、目安が示しにくいです。
ですが、筋トレをあまりやっていない人は、腹筋、背筋、腕立ての3種類の筋トレを、それぞれ5回ずつで、計3セットくらいやるだけで、十分です。
ほとんどやっていないと、ちょっとの筋トレで筋肉は悲鳴を上げるかと思いますので、あまり大きく負担をかけすぎずに、筋トレを行いましょう。
②脳を感動させよう！
私たち人間は、ある出来事や物事に対して感動すると、感情がかなり動きます。
そうすることで、脳内にある尾状核(びじょうかく)と呼ばれる場所が活発になります。
この尾状核は、学習や記憶に大きく影響を及ぼしていたり、言葉の理解に作用したりなど、成功するためには不可欠な機能を持った神経核です。
この尾状核を刺激することで、脳が活発になり、結果的に記憶力がアップするということになります。
脳を感動させる具体的な方法としては、自分が大好きなことを毎日やったり、ハッピーエンドの映画を観たりなどがあります。
③不安を取り除こう！
不安を抱えたままだと、記憶力が低下することが分かっています。
その大きな要因として、不安によって、脳内にあるワーキングメモリの容量が小さくなるからです。
ワーキングメモリは、脳のメモ帳と呼ばれる箇所で、会話や読み書き、計算など、数多くの処理を支えています。
だから、不安を抱えてしまっては、このワーキングメモリが上手く働かず、記憶力が低下してしまうのですね。
不安を取り除く方法 不安を書き出そう！
不安を取り除く一番の方法は、不安を書き出すことです。
書き出すことで、何に対して自分が不安になっているのか分かりますし、一度不安を吐き出してますから、かなりスッキリします。
ちょっとでも、不安があるなぁと感じる人は、不安を書き出してみましょう！
④自分の脳のクセを知ろう！
私たちの脳は、人によってクセが違っていたりします。
タイプは以下の通りです。
- 損害回避:リスクを逃れたときに感動しやすいタイプ
- 新奇探索:新しい刺激に対して感動しやすいタイプ
- 報酬依存:周囲に認められると感動しやすいタイプ
- 完璧主義:一つのモノを試行錯誤して作り上げることで、その完成度の高さに感動するタイプ
このクセを知ることで、どうやったら記憶力がアップするのか？ということが分かりやすくなります。
⇒⇒自分の脳のクセを知ろう！タイプによる脳を活性化させる方法
まとめ
今回は、記憶力をグンと上げるための4つの方法について、お伝えしました。
- 運動をやろう！（有酸素運動もしくは筋トレ）
- 脳を感動させよう！
- 不安を取り除こう！
- 自分の脳のクセを知ろう！
以上の4つから、どれでも良いので、自分が今すぐに出来そうな方法を実践してみてくださいね。
