小学生から中学生、高校生と立場が変わるにつれて難しくなっていく勉強ですが、
そんな時は友達同士で教え合ったり、親子で取り組んだりするかと思います。
しかし、友達や子供から色々と質問を受けたにも関わらず、
上手く勉強を教えることができないことってありますよね。
そんな今回は、5年間の家庭教師経験がある筆者が、
友達や子供に勉強を教える3つのコツ
について伝授していきます。
すぐに使えるものばかりなので、ぜひ実際に使ってみてくださいね!
勉強を教える3つのコツ
今回伝授する勉強を教える3つのコツはこちらです。
- 少しずつヒントを出しながら教える
- 教えた内容を相手が理解したかどうか確認してみる
- 相手が理解しないからと「イライラ」せず「冷静」になる
これらのコツについて詳しく解説していきます。
少しずつヒントを出しながら教える
教える立場からすると、理解して欲しいからとたくさんの情報を与えがちです。
しかし、分かっていない相手側は、あまりに情報が多すぎるがために、頭の中がパンクしてしまうんですね。
「情報をたくさん与えればいい」ってワケではないんですね。
大事なのは、
「問題を解くうえで少しずつヒントを出していくこと」。
ヒントを少しずつ与えていけば、相手もその一つ一つのヒントに対して考えを巡らせることができ、問題に取り組みやすくなります。
それでもし、相手がヒントを理解していない場合だと、そのヒントこそが理解していない内容となるので、重点的に教えることができます。
まずは、相手が考えやすくなるよう、少しずつヒントを出してみましょう。
教えた内容を理解したかどうか必ず確認する
勉強を教えていて、相手から「分かった!」と返事が返ってくると、
もう大丈夫だろうと思いがちですが、安易に相手が理解したと信じてはいけません。
自分に置き換えると分かると思いますが、
授業を聞いただけで全てが理解できているわけではないですよね。
教えた内容が確実に理解されたかどうか必ず確認しましょう。
相手が理解したかどうかを確認する具体例
- 教えた内容の問題を解かせてみる
- 相手に質問を投げかけてみる(なぜ、この問題はAが正解なのか?など)
ただ人の話を聞くだけのインプット学習だけでは、知識が身に付いたとは言えません。
アウトプットをする機会を設けることで、教えられた勉強の内容を自分自身でしっかりと嚙み砕いて発信させることが重要になります。
アウトプットの重要性については↓の記事で詳しく解説しています。
教えたから終わりではなく、実際に問題を解かせて理解ができているか確認してみましょうね。
相手が理解しないからと「イライラ」せず「冷静」になる
技術も大事ですが、教える側のメンタル面もかなり大事です。
自分としては上手く伝えているはずなのに、
相手から「え?意味が分からないよ」といった理解できないリアクションが返ってくると、
少なからずイラっとする人も居るかと思います。
人間ですから、イラっとするのは当然ですよね。
しかし、ここで今一度押えていただきたいのは、
「イライラ」してもお互いにメリットは何も生まれないということです。
イライラするだけで相手にもその気持ちが伝わり、お互いにピリピリした雰囲気で勉強をしなければなりません。
さらに、イライラが募ってしまうと、ケンカにも発展してしまうかもしれませんし、
気持ちが乱れて勉強に集中できない可能性だってあります。
ですので、大事なのは「イライラ」せず「冷静」に相手を見ること。
たとえば、
- 「何が理解できなかった?」
- 「今の説明でどこまでは理解できた?」
といったように、相手に聞くことで理解度をチェックするのがいいです。
相手に質問すると、意外と冷静になりやすいです。
そこから、
- 教えている内容以前のことが分かっていない
- 自分が伝えたことを勘違いしている
- 何となく分かった気でいる…etc
といった相手が理解できない原因が分析できますからね。
もし、自分の伝えたことに原因があるなら再度説明を行い、相手側に原因があるなら、理解していない根本の理由を説明してあげると良いでしょう。
まとめ
ここまで勉強を教える3つのコツについて紹介してきましたが、
もしかするとなかには、人に教えるってめんどくさいなぁと思った方もいるかもしれません。
たしかに色々と手間がかかってしまいますが、
人に教えるというのは、自分自身の理解力を高めるだけでなく、
社会人になっても役に立つ「発信力」や「伝達力」の向上にも繋がります。
相手に分かりやすく伝えるのが上手な人は、社会人になってかなり評価が高いですからね。
ぜひ今回教えた3つのコツを利用して、これからの勉強に活かしてみてくださいね。