今も昔も学生のなかで苦手な科目として挙げられる「数学」。実際のところ、数学では難しそうな数式を使って問題を解くため、どうしてもそれに慣れずに解けないという人が多くいます。
そこでこの記事では、少しでも数学が解けるようになるよう3つのコツについてお話していきます。
ちなみに当記事を執筆している私自身、高校時代にコツをつかむことで数学の偏差値を40台から60台までに引き上げることに成功しました。私も数学が苦手な立場にいたので、今回は特に数学が苦手な人に読んで欲しいと思います。
【大前提】”数学なんて自分にできっこない”と思い込まないこと
僕も自分の頭なんかで数学がスラスラ解けるとは思えないんだよね…。
私自身も、数学の成績が向上するまで苦手意識はあったのでその気持ちは分かるよ。実際、これまで私が請け負った生徒さんで「数学が苦手なんです…」という子は共通して、数学に対しての自信がほとんどなかったからね。
うん、苦手なものに自信なんか湧くわけないよね…。
確かにそれまでの経験上、自分が数学を解けているためしがないから、自信が湧かないのは仕方ないことだと思うよ。
だけど、これから自分に合った勉強法で勉強すれば伸びる可能性だってあるのに、その可能性に蓋をするかのように、自分にできっこないと思い込むのはかなりもったいないと思うんだ。
自分に数学ができるわけがないと思い込んでしまうと、
- 本来は解けるはずなのに思考停止して問題文すら読まない習慣が付いてしまう
- 教科書や先生の解説をしっかり聞けば分かるのに、はなから聞く意欲が湧かない
- 本当は理系に進みたいが、数学が苦手だから仕方なく文系に進まざるをえなくなる…etc
などなど、様々な弊害を生んでしまうわけですね。
特に、心のどこかで本当は理系へ進みたいと思っている人が、数学ができないと思い込んでいるばかりに文系へと進んでしまうのは、見ている側もかなりつらいものです。
ですので、「数学を少しでもできるようになりたい!」と思うなら、まずは意識として「自分なんかが数学に手を出せるようにならない」と思い込むのを辞めましょう。それはこれまでの勉強法が間違っていただけです。
数学をスラスラ解く3つのコツ
ここからは数学をスラスラ解くための3つのコツをご紹介していきます。ただし、このコツを分かったからとすぐに成績が上がるわけではありません。
毎日学習することで少しずつ身につけていくものです。焦らずコツコツと実践して頂けたらと思います。
問題文が何を聞いているか整理しよう!
数学が苦手な人に限って、意外とこの問題文を正確に読み取れず解けないケースが多いです。
僕なんか、問題文を読んでいると色々な条件がありすぎて頭がごちゃごちゃになりやすいんだよね。
そんな時は自分なりに問題文に線を引いたり、条件を別のところにメモしたりと工夫してみよう!
たとえば、私自身がよく文章問題で書いていたメモの例としては以下のように書いていました。以下の例は、三角形の図形の面積を求めるシーンと仮定しています。
- 条件①:三角形ABCの角度は∠Aが30°でそれ以外は不明
- 条件②:辺ABと辺BCの長さはそれぞれ3と5で、辺CAが不明
- 求められていること:三角形ABCの面積
実際は図形を書いて条件を書き込んでいましたが、このように列挙してみると、自分が何をしなければいけないか頭が整理されやすくなります。
確かにメモくらいめんどくさがらず、きちんと自分の中で頭を整理させるほうが、問題文をスラスラ読めそうだよ!
自分なりにで良いから、問題文をしっかりと整理して読んでいこうね♪
教科書に出てくる公式は必ず覚えておこう!
社会や理科と違い、数学は暗記がメインの科目ではありませんが、やはり公式を正確に暗記しているだけでテストの時は全然違います。
んー、でも公式を覚えたからってすぐにテストで使えないよね…?
もちろん、すぐに使えるわけではないよ。だから、大事なのは覚えた公式を使って何度も問題を解くことなんだ。苦手な人ほど、この繰り返しで問題を解いていないんだよ。
え、得意な人って一回解いたくらいで身に付くんじゃないの?
本物の天才はそうかもしれないけど、普通に得意な人だと何度も解いているから身についているんだよ。
そっか、苦手なのにあまりに簡単に克服しようとしすぎていたよ。とにかく何度も繰り返し学習していくことにするよ。
解説が分からない時はとにかく聞きまくろう!
教科書や参考書に書かれている解説をはじめ、先生が口頭で説明した解説を聞いて、どうしても頭で理解できていないことがあるでしょう。
そんな理解していない時は、「まぁ、後でいいや」とあやふやにせず、必ず先生や、数学ができる友人に聞いて理解度を100%にしましょう。
でも、分からないからって何度も聞くのは迷惑に感じないかな…?
講師の立場から言わせてもらうと、生徒からの質問はかなり嬉しいことだよ♪しかも、生徒がどこでつまずきやすいかが分かるから、今後の授業にも活かすこともできるし、どんどん質問して欲しいと思ってるよ。
じゃあ先生は心配ないとして、友達なんかは大丈夫かな?
友達の場合は仕事ではないから迷惑に感じるかもと思うかもしれないけど、実は友達も人に説明することで勉強になっているんだよ。自分でやってみれば分かるけど、説明ができるってその物事をしっかりと理解していないとできないことなんだ。
確かにそうだね…。自分の頭で分からなくなったら積極的に質問してみるよ。
一応聞くときのコツもあるから、ちょっと説明しておくね♪
人に質問する時のコツ
コツとしては、自分の意見を入れながら分からないことを質問することです。
たとえば、聞かれる側の立場となって考えたときに、「ココが分からないから教えて」と言われるより、「自分としてはココはこうだと思ったんだけど違ったんだよね。だから、ココを教えてくれない?」と言われる方が具体性が合って答えやすいんですね。
あともう一つのメリットとしては、相手に「よく考えて解いているな」と良いイメージを与えられることです。やはり、自分の考えなしに丸投げしてしまうと、相手としても対応するのが面倒に感じるものです。
できるだけ相手の負担を減らすべく、自分の意見を入れつつ質問をしてみましょう!
まとめ
ここまで数学を解くうえでの3つのコツをお伝えしてきましたが、最終的に大事なのは、数学を解きたいと思う意欲です。
苦手意識がある人でもこれからの勉強法で意識も変わってきますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。