勉強と言うと、
- 「大変だ」
- 「辛いものだ」
- 「楽しいものではない」
などの悪いイメージが先行しがちです。
ですが、実は、ちょっとした考え方や行動を変えるだけで勉強を楽しいものに変える可能性があります。
勉強が楽しいと思ったことは一度もないけど、本当に楽しくできるのかな?
楽しいか楽しくないかは個人の趣向の違いもあるので、100%とは保証できないですが、
今回は私自身そして家庭教師で教えてきた生徒さんが実際に試してみて、勉強が楽しくなった方法をお伝えしようと思います。
ぜひ、一つでも使えそうなものがあったら、試してみてくださいね!
勉強を楽しいと思える6つの方法
ここからは勉強を楽しいと思える6つの方法をご紹介していきます。
①勉強をゲームに置き換えてみる
まずは、みんなが大好きなゲームを勉強に取り入れてみる方法ですね。
たしかに勉強をゲーム感覚で出来たら、楽しそうですけど、具体的にはどうすればいいんですか?
具体的な方法を説明する前に、なぜ、私たちはゲームにハマって楽しむことができるのでしょうか?
もちろん、ただ単に面白いからという理由がありますが、もう少し切り込んで考えてみると、それは、
- 自分で試行錯誤してゲームの腕前が上がり、成長を実感するから
- 自分の力でゲーム内の目標を成し遂げることで、達成感を得るから
といったものがあげられます。
実際、ドラゴンクエストのようなRPGゲームだと、キャラを成長させて目標を少しずつ達成していくうちに楽しくなってきますし、
エイペックスといったシューティングゲームは、自分の射撃能力が上がったり、立ち回りが上手くできて勝てたときには、ワクワクが止まらないかと思います。
つまり、この成長している感覚や達成感を得ることこそが、勉強にも通じるというわけです。
決められたルールのなかで色々と考えて、実行してクリアするのって、勉強にも使えそうな気がしますね!
そうなんですね。なので、勉強にもそのゲーム要素を入れてみましょう。
勉強をゲームに置き換える具体的な方法は、
- 勉強の進度を記録し、日々の勉強の積み上げを一目でわかるようにしておく
- 小さな目標をたくさん立てて、少しずつその目標を達成していく
これらをするだけで、自分の勉強が進んでいることを実感しやすくなります。
いつも漠然と勉強に取り組んでいたので、今日から目標を立てて、ちょっとずつ記録してみようかな!
テストの結果は、1日や2日ですぐに出るものではありません。
テストの結果にこだわりすぎてしまうと、「結果出ないしつまんねー」と、いわゆるクソゲー化してしまう可能性が高くなります。
最初は結果よりも行動に目を向けた方がいいんですね!
そうですね、まずは行動に目を向けて、それを記録することが大事です。その行動一つ一つで最終目標に近づいていることを日々感じていきましょう。
ちなみに、勉強をゲーム感覚でやる方法について、以下の記事で詳しく解説しているので、もっと詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
②自分でテストを作ってみよう(友達に解かせるのもアリ)
あなたは、自分で自分のテストを作ったことがありますか?
テストを解くことはあっても、作ったことはないですね。テストを作るのって楽しいんですか?
テスト作りだけに限らず何かを創作するというのは、人間にとってかなり楽しいものだと考えています。
私たちが子供の頃っていうのは、頭に浮かんだ何かしらのイメージを絵に描いたり、
積み木を使って建物を作ったりと、人間が本来楽しいと思える創作意欲がかなりあったと思うんです。
しかし、年を重ねるごとに、いつの間にか何かを作って披露よりも、すでにあるものを消費して楽しむことにシフトしていく傾向があります。
たしかに動画を見たり、漫画を見たりと、消費ばかりで何かを作るって機会は減っているかもしれません。
なので、この方法では人が本来持っている創作意欲を刺激すべく、自分のテストを作ってみるというのをオススメしています。
実際、ただただ教科書を読むのってつまんないと思うんですよね。
でも、「自分ならどういうテストを作ってみようかな」って思って読んでみると、
「あっこれはテストに出せそう」「これがテストに出たらかなり難しいだろうな」と、色々考えながら読み進めることができるんですね。
たとえば、よく見る穴埋め問題を作ってみるとかいいですね。
問題1. ○○に入る数値もしくは単語を書きなさい。
「○○年にポルトガル人は種子島に○○を伝え、戦国時代の戦闘に大きな影響を及ぼした。」
このように○○と書いて、一つの文章として書いてみると、いかにもテストの問題って感じがします。
さらに、これを市販で売っている単語カードに書いておくと、
簡単に持ち運べるし、いつでも問題が解けるという超優れもののアイテムになります。
単語カードは、100均やAMAZONなどで簡単に手に入るので、ぜひ活用してみてください。
さらに、このテストを友達に解かせてみるというのもかなり面白くなります。
実際に私も生徒さんには、自分たちで作ったテストをお互いに解かせて、その様子を楽しんでみてと実践させていました。
生徒さんには好評だったので、自分でテストを作ってみたら、友人に解かせるのもかなりアリかと思います。
③友達もしくは自分が好きな人と一緒に勉強しよう
仲の良い友達、好きな人もしくは気になっている人。その人と一緒に勉強してみてください。
特に好きな人とマンツーマンで勉強することは緊張してしまうかもしれないので、友達を誘って一緒に勉強しても良いですね。
勉強を一緒にするということを名目に、一緒にすることはとても楽しい時間を過ごせます。
気になる子と勉強するのって、かなり緊張しそうだけど、すごいワクワク感はありますね。
当然勉強ですので、相手が分からないと自分が教えてあげていいし、自分が教えてもらうのもOKです。
ただ教えあうだけで距離が縮まった感じがしますよね。
このように、ワクワクしたり楽しいと思っている時の脳は非常に活発に動いています。
ぜひ楽しい気持ちを持って、一緒に勉強してみましょう。
④興味があるニュースについて調べてみよう
何でも構いません。自分が大好きなジャンルのニュースで疑問に思ったことを徹底的に調べてみましょう。
そして、その中で面白いと思えるニュースを人に説明出来る程度まで調べ上げてみましょう。
実はこの分からないことを調べて理解する。この感覚こそが勉強をするということです。
勉強が楽しくない原因の一つに、分からないからつまらないことが挙げられます。
正直、学校で習う勉強って難しいし、興味がないとなかなか自発的に覚えようとか考えまんよね。
だから、この勉強している感覚を身に着けるだけで、知識を得ることが非常に楽しいと思ってきますし、興味のあることだからますます面白くなります。
まずは興味のあることを勉強することから始めてみましょう。
⑤受験○○に囚われすぎず好きな勉強をしよう
この方法は受験生ではない人向けです。
早い時期から受験のことを意識することは素晴らしいことだと思います。しかし、受験数学、受験英語などそういった言葉に囚われすぎてしまっている気がします。
別に受験○○だけが全てでないことをまずは実感してください。
英語が大好きなら、英語が話せる英会話スクールで勉強しても良いし、数学が大好きなら、数学オリンピックなどの問題を解いてみても良いですね。
歴史の勉強にしても、教科書や参考書だけでなく、歴史博物館に足を運んで歴史を体感するのも良いと思います。
つまり、勉強を楽しいと思うためには、受験だからといって勉強をやらないといけないという固定観念をなるべく減らしていくのが良いです。
どうしても、やらないといけない感覚が大きくなっていくと、焦ってきたり不安になったりして、楽しいものではなくなってしまいますよね。
だからこそ、自分が好きな科目に関しては、自分が面白いと思える方法で勉強をして頂きたいと思います。
まずは、自分が面白いと思えるもの、前から興味があるものに触れてみることが最初の第一歩になりますので、是非やってみましょう。
⑥新しい自分に生まれ変わっていることを実感しよう
新しい自分を実感することで、「成長できた!進化した!」と思え、ますます自分で勉強するのが楽しいと思ってきます。
例えばですが、以下のようなことをやってみると、自分が成長できたと実感しやすいでしょう。
- 自分が得た知識や考えを人に話した結果、知識が確実に身に付いていると実感
- 昨日解けなかった問題を解いてみると、スラスラと解けた!
- 毎日興味を持ったことに対して、調べていくにつれ、さらに知識が広がった!
上記以外のことでも何でも良いので、少しでも自分が進化していることを実感してみてください。
本当にちょっとかもしれないけど、その変化を楽しむことが大事なんですね。特に、変化をした時っていうのは脳が活発になります。
つまり、頭が常に良い状態を作っていることにも繋がるので、毎日新しく変わることを意識していきましょう。
最後に
今回は、勉強を少しでも楽しいと思える6つの方法についてお話ししました。勉強を辛いものから楽しいものに変えるためには、意外と簡単な方法ばかりだったと思います。
ぜひこれらの方法のうち、一つでも実践してみて、勉強を楽しくやることで、成績や自分の能力を高めていってもらいたいと思います。
今回紹介した方法が、少しでもお役に立てたら嬉しい限りです。最後までご覧頂きありがとうございました。
以下の記事もよく読まれていますので、ぜひ参考にしてみてください。