- テストが近いっていうのに、勉強そっちのけで、ついダラダラと過ごしてしまう
- やらないといけないと頭では分かっているのに、どうしても身体が動かない
- 勉強机に座ってもイマイチやる気が起きない
ハッキリ言いますが、人間は”超”が付くほどの怠け者ですから、こういったやる気が起きないというのはどうしてもあります。
でも、こうやってその”怠け者”の自分を変えようとする時点で、あなたはかなり優秀な人です。
なので、今回は手始めに
なぜ勉強を習慣化できないのか?の原因をお話しした後、
そこからどうやって勉強を習慣化するのか詳しい手順について解説していきます。
最後まで読んでいただければ、きっと今日から勉強を習慣化させる第一歩が踏み出せると思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
なぜ勉強を習慣化できないのか?3日坊主を引き起こす2つの原因
まずは勉強を習慣化させる前に、なぜそもそも習慣化ができないのか?
この原因について理解してからだと、習慣化に向けてスタートしやすいので、ここから解説していきます。
原因①スタートダッシュを決めようと高い目標を掲げすぎているから
突然ですが、まず勉強を習慣化させようと思い立った時、
高い目標を掲げすぎていないですか?
たとえば、
- 毎日2時間机に座って勉強する!
- 問題集を一日10ページは解く!
- 朝、昼、晩、いつでも勉強をやる!
といった感じでしょうか。
「よっしゃ!今からやってやるぞ」って気持ちになっていたら、こういった高い目標を掲げたくなりますよね。
たしかにこうやってスタートから高い目標を立てるのは非常に素晴らしいですが、はたしてこの高い目標を毎日コツコツと達成できる人が何人いるでしょうか?
私が家庭教師をしていた経験上、このような高い目標を掲げて毎日やれたのは、10人居て1人達成できるかどうかってところです。
いやいや、それは言い過ぎでしょ、って感じる人もいると思いますが、
ではなぜ「三日坊主」って言葉がみなさんに定着しているんでしょうか?
そうなんですね、三日坊主は昔から人類が苦しんできた悩みであり、つまり、裏返せばそれくらい人間は怠け者だという証拠です。
いくら素晴らしい目標を掲げても、今の自分に達成できなければ意味はありません。
なので、ここで大事になってくるのは、どんな状態であっても毎日続けていける目標です。
最終的には上記で上げたように、毎日椅子に座って2時間も3時間も勉強できるのが理想でしょうが、
最初は無理なく続けていける目標を掲げましょう。
そして今の自分よりちょっとだけ背伸びすれば達成できそうな習慣を身に着けていき、最終的に理想の形へとなればOKです。
- 高い目標を掲げすぎると、挫折率は99%
- 最初は小さな一歩から初めていこう(勉強机に向かって教科書を開く、問題集を3問だけ解くなど)
原因②邪魔が入ってしまい、そのままもういいやと投げ出してしまうから
いつも決まった時間に勉強をしていたのに、何かしらの予定やトラブルが発生してしまい、急に勉強ができなくなってしまうケースがあります。
この急な予定やトラブルを防ぐことができればいいですが、どうしても防げない時もあるでしょう。
しかし、これがきっかけとなってしまい、そのまま勉強を辞めてしまうケースがあります。
実際、一日やらなかっただけでズルズルと終わってしまうのは結構ありますよね。
昨日やらなかったから今日こそは!と意気込んでも、あとから昨日できなかったし今日はもういいやと投げ出してしまう。
私が教えてきた生徒さんにも、せっかく習慣化できそうなところまできて、ここで挫折する人を何人も見てきました。
なので、ここで大事になるが邪魔が入った時の例外パターンを作ることです。
たとえば、いつも19時から1時間勉強していたけど、友人から誘われて遊びに行った場合、
いつも通り19時から勉強ができなかったら、寝る前の30分前から勉強すればOK。
といった感じですね。
このように例外のパターンを作っておけば、後へズルズルと引きずることなく、気持ちよくまた新たに勉強へ取り組めるわけです。
- 急用や邪魔が入ってズルズル辞めてしまう可能性は高い
- 例外パターンを作っておいて、無理なく毎日続けていける習慣にしよう
勉強を習慣化させる5つの手順
さて、ここまで勉強を習慣化できない2つの原因について解説してきました。
原因さえわかってしまえば、あとはその原因をつぶしていけば最終的には理想の勉強習慣を身に着けることができます。
では、ここからは勉強を習慣化させるための具体的な5つの手順について説明していきます。
- 目標を達成した後の自分を想像する(逆に達成できなかったパターンを考えるのもアリ)
- 毎日決まった時間帯に勉強する
- 毎日続けられそうな勉強量を設定する
- どんな状況になっても毎日必ず勉強できるようにする(例外パターンも作っておく)
- 勉強した後は自分を褒める
step1. 目標を達成した後の自分を想像すること
突然の質問ですが、あなたは勉強を習慣化させることで、どんな夢を達成したいと思っていますか?
- 希望の大学に行って研究者になりたい
- 次のテストで学年10位以内を目指したい
- 将来は医者になりたい
何を達成したいかは人それぞれですが、何であれ勉強を習慣化させるためには必ず動機が必要になります。
人は動機があってはじめて行動に移せますからね。
さらにその動機は、できるだけ自分自身がワクワクすることや楽しいと思えることにしましょう。
将来のワクワク感は、脳にドーパミンを生み出し、脳を気持ちよくさせてくれるからですね。
こうやって人を突き動かすエネルギーにし、心が揺れ動いたものにひたすら力を発揮します。
もし良いイメージができないなら、逆に悪いパターンを想像してみよう
もし、未来に向かっていいイメージを膨らませることができない場合は、逆に最悪な将来をイメージしてみるのも効果があります。
- 目標の大学に行けなかった
- 次のテストで学年ワースト10に入ってしまった
- 医学部にいけずなりたい自分とほど遠くなってしまった
想像するだけでゾッとする内容ですが、こういう最悪なイメージを考えるのは、これもまた人の心理にある「リスク回避」を働かせます。
「リスク回避」は、その最悪な状況を避けたいと思える状態のことですね。
あんな風になりたくないから私は勉強する!といったねがてぃな動機でも、人は行動に移せるわけです。
step2.毎日決まった時間帯に勉強しよう
勉強を習慣にするために、なぜ、毎日決まった時間帯にすべきなのでしょうか?
それは、勉強をやるぞ!という意志の力を多く使わなくて済むからなんです。
例えば、毎日ランニングをしよう!と決めたとしましょう。
だけど、もしここで時間を決めていなかったら、いつやっても自由のため、今日は走らなくていいかなぁと人は面倒がり、結局やらなくなります。
これがいわゆる三日坊主の正体です。この三日坊主は、人の意志の力が無くなった時に発動し、最後はいつもの日常に戻ります。
だからこそ、時間帯をしっかり決め、その時間は勉強するとルーティン化(習慣化)するのです。
「自分はこの時間帯が良い!」っと思った時間帯を選びましょう。
あまり人のを参考にするのは良くないので、自分の生活スタイルに合わせた形で。
Step3. 毎日続けられそうな勉強量を設定しよう
無理な勉強量を設定してしまうと、毎日続けるのが億劫になり、最終的には挫折しがちです。
なので、無理にする必要はありません。自分がこれなら毎日できると自信が持てる量で設定するのが最適です。
そしてその勉強量が少ないなと感じたら、少し増やしてあげましょう。もちろん、この増やす量もちょっとだけで大丈夫です。無理だけはせず、少しずつ着実に量を増やしていけば最終的に自分の理想の量となります。
step4. どんな状況でも毎日勉強をやろう(ただし、例外ルールも作る)
とにかく、毎日勉強することだけに集中しましょう。
勉強を毎日続けることで、顔を洗ったり、歯磨きするような当たり前の行動になっていき、習慣となります。最初は苦しいなぁと感じるはずですが、徐々に楽に感じ始めたら、それは習慣化に向けて着々と上手くいっている証拠です。
実はこの状態からだと、続けていくのは簡単なんです。
ただし、毎日勉強したからってすぐに結果を求めないでください。
結果を求めすぎると、結果が出ない時に辛くなって辞めてしまいますから。本当に毎日淡々と勉強するだけで、必ず力は付いてきていますから。
step5. 勉強した後は自分を褒めよう
勉強した後は自分を褒めてみましょう!
「疲れているのに勉強するなんて凄い!」
「一生懸命やることは凄いぞ」
少し恥ずかしいかもしれませんが、自分を褒めることで自分に自信が付きませんか?
「結果が出ない奴」とか「自分はバカだ」とか「要領が悪い」とかそんなマイナスの言葉で自分を下げていたら、辛いじゃないですか。
だから、ここぞとばかりに自分を持ち上げてやりましょう。
それで自分に自信が付いてくると、勉強が嫌じゃなくなりますから。
だって、自分はやれば出来るって思えてくると自然とやってやろうかなって思いませんか?
是非、自分を褒めて勉強を好きになって欲しいと思います。
今回のポイント
- 習慣化することで、目標を達成した後の自分をワクワクしながら想像しよう。
- 習慣化するためには、毎日勉強を続けよう。
- 毎日自分が勉強出来る時間帯を決めよう。
- 勉強した後は自分を褒めよう!
今回は、勉強の習慣をし最終的には自分の夢を叶えていくことで、みなさんそれぞれの自分のやりたいことをやって頂きたいと思い、勉強の習慣についてお話してきました。
夢っていうのは私たちにパワーをくれて、一生懸命に頑張ることが出来ます。
是非、自分の夢を叶えて将来を楽しく過ごすためにも、勉強を習慣化して欲しいと思います。
それでは、これで!最後までご覧頂きありがとうございました!