- 一生懸命勉強しているのに、なかなか結果がついてこない
- 毎日イスに座って勉強しているのに、一向に問題が解けるようにならない
勉強をしていれば、自分の勉強法が本当に正しいのかと疑問に思ってしまうこともあるでしょう。
正直なところ、人それぞれ自分に合った勉強法がありますが、
「でも、この勉強法だと結果が出にくいよね」というのはあります。
今回はそんな実はやってはいけない勉強法5選ということで、紹介していきたいと思います。
ノートに何度も書き取りをしてしまう
日本の教育では、とにかく書いて覚えるという慣習(根性論)が昔からあります。
あなたもその慣習にならって、「英単語を覚えたい」「数学の公式を覚えたい」からと、
何度も何度もノートに書き取りをしていませんか?
これ、実はやってはいけない勉強法なんですね。
なぜなら、ノートに何度も書いただけでは、その情報をしっかりと理解できないからです。
たとえば、「Application」という英単語を何度もノートに書き写したところで、
この単語の意味、発音の仕方、アクセントをしっかりと理解していますか?
たしかに理解していないですけど、いつも書き取りの小テストがあるので、何度も書いた方が点数が取れやすいんですよ。
たしかに、目の前の小テストなら100点を取りやすくなるでしょうが、
受験という長い目で見たときに、このApplicationをしっかりと理解しているか、していないかで大きく差が付きやすいです。
受験ではリスニング問題も出題され、英語を聞く機会も増えますし、書き取りだけの勉強法はかなり古いと言わざるをえません。
大事なのは、書き取りもするけど、聞いたり、話したりと、あらゆる手段を同時に使って覚えることです。
とにかく書きまくる勉強は今から辞めて、色々な方法を使って自分の頭に知識を詰め込んでいきましょう。
大事なところにアンダーラインを引いてしまう
よく教科書や参考書の大事なとこには、色鮮やかなマーカーたちを使ってアンダーラインを引く勉強法がとられているかと思います。
僕は赤と黄色のマーカーを使ってますけど、何がダメなんですか?
アンダーラインを引いてしまうのは、これまたデメリットが潜んでいます。
それは、アンダーラインを引いたところだけに注意してしまうということです。
つまり、裏を返せばアンダーラインを引いてところだけ理解して、引いていない箇所は読み飛ばしてしまうんですね。
たしかにアンダーラインの箇所が目が引くので、知らないうちに読み飛ばしているかもしれません…。
そもそも教科書や参考書というのは、多くの情報を一つにまとめられた書籍です。
なので、教科書や参考書に書かれているあらゆることは、すべて大事なわけです。
今日から、大事なところだと思っても、アンダーラインを引くのはグッと我慢して、勉強を進めていきましょう。
教科書や参考書の内容をそのままノートに写してしまう
教科書や参考書に書かれていることを、そのままにノートに写してさも勉強した気がしますが、
この勉強法はほとんど効果がありません。
なぜなら、教科書や参考書というのは、執筆者がすでに体系的にまとめて載せた情報だからですね。
まとめられた情報をまとめても何もない意味がないってわけです。
「じゃあノートに何も書いちゃいけないのか」というと、そうではありません。
ノートに書き出すなら、教科書から得られた知識を自分の言葉や言い回しでまとめましょう。
なぜなら、大学の受験や高校受験では、多くの記述問題が出題され、自分の言葉で論理的に説明することが求められるからです。
社会に出ると、色々な情報を一つにまとめて、自分の言葉で発信することが多く求められますから、その練習と思ってやるのもいいでしょう。
間違ったところを赤ペンで書き直す
間違ったところを赤ペンで書き直すのは、当たり前にやっていることだと思います。
しかし、この赤ペンで書き直す行為には、2つのデメリットが隠されています。
まず一つ目は、赤ペンで書き直したことで出来た気になり、そのまま放置してしまうことです。
赤ペンで答えを書いたら、やり直し出来た気になって、そのまま放置していますね…。
一度赤ペンで解答を書き直したところで、次にその問題ができるとは限りませんからね。
さらに、赤ペンで書き直すもう一つのデメリットが、復習する時に答えが見えてしまうことです。
実はこの答えが見えてしまうのは、かなりの曲者で、考える前に答えが見えてしまうと、
「そうそう、それそれ」と知ったつもりになってしまうんですね。
ですが、赤ペンでやり直してから先生に提出しないといけないんですよね。
学校によっては、先生から赤ペンで修正してから提出するように求められるところもあるでしょう。
ですので、赤ペンで修正するのは仕方ないとして、
大事なのは、赤ペンで修正したとは別にノートを作って、自分で解きなおすことです。
これまで間違ったところをまとめておく間違いノートを作っておけば、後日復習がしやすくなりますよ。
教科書を見ながら問題を解いて満足してしまっている
問題を解く前から、教科書や参考書に頼って問題を解く人を多く見かけます。
しかし、教科書や参考書を見ながら、問題を解くのは、これまた分かったつもりになる可能性がある勉強法です。
でも、分からない問題が出てきたときは教科書を見ないと解けませんよ。その時はどうしたらいいんですか?
もちろん、最初は教科書や参考書に書かれているヒントを頼りに、問題を解くのは構いません。
大事なのは、後から何も見ずに自力で解けるかどうかを試すことです。
さっきの問題が解けたのは、自分の力ではなく、教科書というドーピングを利用したから解けんだと認識しましょう。
教科書を見ながら解けたからと、自分の力と錯覚する人もいますからね。必ず復習しておきましょう。
まとめ
今回は、実はやってはいけない勉強法5選ということで、解説していきました。
今回上げたやってはいけない勉強法5選に引っかかった人も多くいたんじゃないでしょうか。
もちろん、これはあくまで傾向ということで、100%ダメだということではありません。
ただ、私の経験則やあらゆる書籍を参考に、傾向としては成績が上がりにくいという勉強法ということで、ぜひ参考にしていただけたらと思います。