「家で勉強できないから外でやろう」と思っても、
ウイルスの影響だったり、外の混雑状況次第だったりで、
どうしても家で勉強しなければいけない時ってありますよね。
ただ、家だと誘惑も多くて全く勉強ができないって人も多いかと思います…。
結論から言うと、家で勉強ができない原因は、
「勉強スイッチを入れるための準備が足りないから」です。
と思っている人もいるかもしれません。
今回は、そんな疑問にもお答えつつ、
なぜわざわざ勉強スイッチを入れる準備が必要なのか?の理由と、
そしてどうやって準備をするのか、その具体的な方法について解説していきます。
「勉強ができる子はいつでもどこでも集中できる」は、多くの人に当てはまりません
もしかすると、親や周りから
「勉強ができる子は、いくら周りがうるさくとも、いくら環境が整っていなくても、環境のせいにせず勉強に集中できる」
と言われている人もいるかもしれません。
頭がいい人ってどこででも勉強ができるイメージがありますね。
たしかに、劣悪な環境下でも、勉強に集中できる人たちはいます。
しかし、そんな人たちはごくごく一部で、勉強が好き過ぎるか、勉強してのし上がろうとするハングリー精神が強すぎるかの、人たちだけです。
私もそうですが、
多くの人は周りがうるさい環境だと、「うるさっ!」と思って集中できませんし、
机の上がぐちゃぐちゃでとてもノートなんて開けないような状態だと、集中して勉強なんかできません。
大事なのは、「自分がどんな環境だと、集中して勉強ができるか?」ということを知ることです。
あなたはどんな環境だと勉強に集中できますか?
思い出してほしいのが、あなた自身どんな環境だったら勉強に集中ができているかということです。
たとえば、
- 周りがちょっとうるさいくらいがいい
- 窓を開けてちょうどいい風が入るくらいの時が集中できる
- 机の上に何も置かれてない時が一番集中できる
人によって、勉強ができる状況が色々とあるかと思います。
私の場合は、スマホが近くにあるとほぼほぼ集中できないので、スマホの電源を落とすか、別の部屋に置いて勉強しています。
さらに、漫画やタブレットなんかも近くにあれば、気になってしまうので、必ず目に付かない場所に置きます。
他にも、
- 机はキレイに整っているか?机の上がぐちゃぐちゃになっていないか?
- そもそも何を勉強するかしっかりと決めているか?
- 部屋の温度は最適か?
- 身体の状態は万全か?汗をかいて気持ち悪くないか?
- 小腹が空いていないか?
- やるべきこと(宿題や課題など)はあるのになぜ集中できないのか?それは本当にやる必要があるのか?
といったポイントを押さえて、自分の理想の環境を準備して作っています。
準備がめんどくさいなら少しずつ取り組みましょう
ここまで読んでいただいた人のなかには、
「勉強するためにここまで準備しないといけないの、めんどくさっ!」
と思った人もいるでしょう。
私もそう思います。なんでわざわざここまで準備をしないといけないんだと。
でも、いくら意思の力によって「勉強をやるぞ!」と思っても、どうにもできなかったんじゃないでしょうか?
やる気とかモチベーションとか見えない力に頼っていては、できるものもできません。
気持ちだけ空回りしている感じはします…。
なので、ここで提案したいのは、毎日一つずつ試行錯誤しながら、
自分が勉強ができるように準備していくことです。
一日目は、とりあえず机の上をキレイに整頓しておく。
二日目は、家に帰ってきて参考書を開いておく。
三日目は、勉強したいから静かにしてほしいと家族に協力してもらう
といった感じで、少しずつ少しずつ環境を整えていくのがオススメです。
大事なのは、少しずつです。一日5分でもいいので、自分なりのペースで勉強ができる環境を整えていきましょう。
Q&A|よくある「家で勉強ができないシチュエーション」
では、最後は、私が家庭教師をやってきて生徒さんからあった
「家で勉強できないシチュエーション」を紹介します。
家の人たちがうるさい時はどうすればいいか?
生徒さんから意外と多かったのが、家の人たちがうるさいという状況ですね。
こっちは勉強しているのに、テレビを見て大笑いしている、いきなり話しかけてきて気が散るといった感じで、よく生徒さんがどうしたらいいかと悩んでいました。
家族だって、悪気はありませんからね。
こういう時は、ズバリ家族に協力してもらいましょう。
大事なのは、「注意」ではなく「協力」というところです。
こういう注意は、相手がいくら親と言っても、イラっとさせてしまうことがあります。
なので、協力という形にしてもらいましょう。
私も弟がいたのですが、学生時代の当時は、よく勉強しているのに話しかけられていたので、集中できない日々が続いていました。
なので、伝えたことは一つ。
「この勉強机に座っていたら、集中して勉強しているから話しかけるのは一旦辞めてね。勉強が終わったら、話聞いたり、遊んだりするからさ。」
ただ、「うるさいから黙って」というのではなく、理由もしっかり伝えて、そして相手にも後から話を聞くからというメリットを伝えておけばいいです。
両親なら、子どもたちが率先して勉強したいと言えば、協力を惜しむことはありません。
机には向かってはいるけど、なぜか勉強ができない
机に向かっているけど、なぜか勉強ができないという子もよくいました。
そういう子に多いのが、「何を勉強するか事前に決めていない」ことです。
学校や塾は、事前に何を勉強するか決められているので、椅子に座れば自動的に授業が始まり、勉強スイッチが入りやすいです。
ただ、この自動システムに甘えてしまっていると、いざ自分で勉強しようとなった時に、「何を勉強しよう?」と机の前であれこれと考えてしまうんですね。
で、あれこれと考えた結果、めんどくさいからもういいや、あー家で勉強ができないという流れになるわけです。
なので、机には向かうけど、勉強に取り掛かれないという人は、
机に向かう前にどんな勉強をするか決めておきましょう。
そうすれば、机に向かってから、あれこれ考えずすぐに取り掛かれます。
まずは、実践してみてください。
宿題や課題があるのに、なぜか取り掛かれない
最後にあったのが、宿題や課題は多く出されているのに、なぜか家ではやろうとは思えないですね。
たしかに、宿題や課題ってめんどくさいし、翌日ちゃんと提出できなかったら先生に注意されるしで、やらないといけないんですが、
なぜが家だとめんどくさくてやる気が起きない…。
こういう人たちに伝えたいのが、
「宿題や課題が終わらないデメリット」を考えてみて欲しいです。
もし、宿題や課題が終わらなかったら、
- 翌日、みんなの前で先生に怒られてしまうかもしれない
- 友達から宿題を写させてもらえないかもしれない
- 夜遅くまで時間がかかって、朝寝坊してしまうかもしれない
といった感じですね。
ダメなのが現実逃避ですね。まあいいやと思って、SNSや動画、マンガ、ゲームに走っていては、何も解決にはなりません。
できるだけ、自分が嫌だと思う未来をイメージして、自分を焚きつけるようにしましょう。